Dr.TAKEのDTP秘訣集

-- 特色2色印刷 -- 　2色の選び方、組合せ方

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特色2色の選び方、組合せ方

＜基本＞　DICカラーガイド

特色印刷はDICカラーガイド（発行：大日本インキ化学工業株式会社）シリーズから選ぶことが一般的です。
・DICカラーガイド　　　　　（No.1〜649）
・DICカラーガイドPART2　　（No.2001〜2638）
・日本の伝統色　　　　　　　（No.N-701〜N-1000）
・フランスの伝統色　　　　　（No.F-1〜F-322）
・中国の伝統色　　　　　　　（No.C1〜C320）
・グレイトーンカラーガイド　（No.G-1〜G-323）
DTPのシミュレーション用に必要な特色の解析データは、DICカラーガイドとDICカラーガイドPART2の2タイトルが公開されています。解析データは DICプロセスカラーノートにプロセスカラーで印刷された色コマとともに紹介されています。

＜応用＞　スポットカラー専用のガイドを使う

DICカラーガイドシリーズは、スポットカラーを単色ベタで紹介しているガイドです。アミ点による濃度変化や2色の掛合わせは原則的に紹介していません。
これらを参照するために専用のガイドを上市しています。 スポットカラー専用ガイド2色印刷カンとコツと 2色カラーチップスは、DICカラーガイドシリーズ全種から人気度の高い色や全体的な色相が網羅されるように撰色しています。
実務では、コーポレートカラーなど特定の色に決まっている場合がありますが、この場合も色相的に近い色があると思います。

特色2色の組合せや配色の基本

1. 基本的に2色を掛合わせると、単色よりも濁って暗くなる。
2. 補色関係では、濃い色どうしの掛合わせでは黒っぽくなり、薄い色の掛合わせではグレーになる。
3. 補色関係の色は、そもそも広い色相にまたがるので、掛合わせ率によっては多彩な色調になる。
4. 色の取りあわせよりも明るさのコントラストを効かすと良い。